京都市中京区の京都絞り工芸館にて、今月28日から4月30日まで「襖絵が繰り広げる京の風景 絞り襖絵十四連作公開」が催される。

 作品は「絞り十四連作 古都三連山朝夕襖絵」。<京の絞り職人衆 京都絞栄会>によるもので、京都の伝統技術「京鹿の子絞り」の絞り染めによって、東山、北山、西山の美しい背景の中に朝昼夕の京都の景色の移り変わりを表現した、高さ2.2m。幅90cmの襖を14枚連ねた大作。
 素材は丹後ちりめんを用い、広大な景観の迫力もさることながら、間近で見る京都の繊細な絞り染めは、40名の職人が力をあわせた力作で、古来より伝承されてきた絞りのさまざまな技巧が凝らされている。

 京都絞栄会は昭和14年、絞りの職人が集まり結成。職人の親睦会からスタートし、長年に渡り絞り製造に携わってきた。平成9年より京都絞りフェアin銀座、平成18年より京都絞りフェアin福岡、平成19年より京都絞りフェアin名古屋を 毎年開催。また「京鹿の子絞り」の技術を後世に残すため、20年前から毎年テーマを定めて作品を発表し、京都絞り工芸館にて公開している。

 同会が設立した京都絞り工芸館は、二条城近くにある絞り染めの美術館で、作品のほか絞り道具や絞り工程の資料、映像なども展示している。絞り染め体験(要予約)もあり、併設のミュージアムショップにはオリジナルの絞り作品のほか、工房から出たはぎれも販売している。

「絞り」で描かれた桜

月明かりに浮かび上がる桜。京の朝昼夕を描いた襖絵の一部。



■ 日時
2月28日(土) ~ 4月30日(木) 9時 ~ 17時
※休館日 3月2日(月)、3月31日(火)

■ 入館料
500円

■ 問い合わせ
京都絞り工芸館
電話 075・221・4252
FAX  075・221・4253

■ 関連リンク
京都絞栄会 & 京都絞り工芸館
http://shibori.jp/

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